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緑内障とブルーライトの関係は、すでに緑内障の症状でお悩みの方にとって重要な問題となります。
ブルーライトとは、パソコンやスマートフォンなどの液晶画面から発せられる青い光のことです。
近年のパソコンやスマートフォンの普及はめざましく、生活になくてはならない存在となっています。
ブルーライトと接する機会が多くなる中、どのような影響があるのか深い関心が寄せられています。
緑内障は、40歳代以降の方々に発症することの多い眼の疾患です。
長期間、また日常的に治療と向き合うこととなりますので、ブルーライトの眼や身体への影響力を把握し、対策も考える必要が出てきます。
緑内障とブルーライトの関係を知ることは、緑内障を治すためにとても大切です。このページでは、緑内障を治したい方のために、緑内障とブルーライトの関係について詳しく説明しております。
【目次】
緑内障とは、視神経の障害により視野が狭くなるなど見え方に支障がでる眼の疾患です。初期の症状は自覚しにくく、診断が遅れてしまう傾向があります。
すでに発症している方の数は、40歳以上で全体の約5%です。潜在的な数字も含めますと、それ以上の高い割合となります。
緑内障の発症には種類があります。特徴から分類すると下記のものがあります。
(1)慢性的なもの
眼球内を循環する房水(ぼうすい)の排出がスムーズにいかなくなることから、眼圧が上昇していきます。ゆっくりと進行しますので、発症していると気づかないことが治療の開始を遅らせることにもなります。
(2)急性的なもの
症状が急激に出現します。眼の痛みや嘔吐、激しい頭痛といった苦しい症状をともない緊急を要します。救急車を要請するなどして、早急に対応しなければならない種類の緑内障です。
(3)眼圧に上昇がみられないもの
緑内障では、眼圧が上昇することで視神経に障害が起こるとされるのですが、眼圧は正常値でありながら発症することもあります。日本国内では、このタイプが半数以上で最も多いといわれています。
(4)先天的なもの・別の疾患によるもの
先天的に隅角(ぐうかく)の構造に異常がある場合や、まったく別の疾患が影響して眼圧が上昇することから緑内障につながるケースもあります。先天性のものは進行が速いので、早いうちに外科手術などで対応することになります。
緑内障の治療では、進行をできるだけ遅らせることを目的とします。点眼薬を使うなどして眼圧を上昇させないようにし、眼に負担の少ない生活をこころがけます。普段の生活態度や食事内容も、大きくかかわってきます。
ブルーライトの人体への影響は、「少なからずある」というのが、現段階での共通認識となっています。
ブルーライトは、肉眼がとらえられる光線としてはエネルギーが最も強いと言われています。
よく「太陽光を直視してはいけない」といいます。エネルギーの強い光線は、角膜や水晶体を通過して網膜まで達します。
紫外線に近い波長を持つブルーライトにも同様のことがいえるのです。ブルーライトを受けると眼の細胞が死滅するという、マウスでの実験結果も明らかにされています。
ブルーライトが及ぼす人体への影響としては、下記のことがあげられます。
(1)眼への影響
ブルーライトを観ることで、網膜の中央にある黄斑や角膜への直接的なダメージが懸念されています。眼に痛みを感じたり、眼精疲労を起こしやすくもなります。また三叉神経が刺激され、眼だけでなく顔面にも痛みが生じることがあります。
(2)体内時計を狂わせる
朝は起きて、夜は眠るという生物が本能的に持っている体内のリズムがあります。ブルーライトを浴びることで、体内時計のシステムに狂いが生じます。そこから夜、眠れなくなる、眠りが浅い、といった眠りの質が悪い睡眠障害につながっていきます。
(3)自律神経などへの影響
交感神経と副交感神経の切り替えができにくくなり、自律神経が不調になります。またホルモンの分泌を刺激したり免疫力が落ちるなど、健康体を維持するためのさまざまな機能を低下させます。精神面の不安定にまで発展することも考えられます。
(4)血圧や血糖値への影響
睡眠の質が低下することや自律神経の不調だけでなく、体温や血圧、血糖値にも乱れが出てきます。そうなると、心筋梗塞や脳梗塞、糖尿病、高血圧といった成人病へのリスクが高くなってしまいます。
緑内障とブルーライトの関係を考えることは、緑内障の治療を進める上で重要です。
眼や身体を取りまく環境をできるだけ良好なものにするためにも、ブルーライトの影響をなるべく受けないよう心がけるのが賢明です。
緑内障を治療するにあたり、とくに気をつけるべきことは眼圧を正常な値にコントロールすること、眼を酷使しないことです。
眼の周辺では血行が悪くならないよう気を配り、肩こりや首こりなどにも注意が必要です。
前述のブルーライトが及ぼす影響を考慮しますと、緑内障でお悩みの方にとってブルーライトは、充分な治療効果が得られなくなるマイナス要因になるといえます。できるだけ、ブルーライトを眺める機会を減らすことが得策といえるでしょう。
ブルーライトへの対処方法として、有効になるものを下記にまとめてみました。
(1)液晶画面への対策
ブルーライトを発しているパソコンやスマートフォンの画面に、ブルーライトをカットするフィルムを貼ることで軽減できます。
またパソコンは輝度やコントラストの調節ができますので、眼に負担のない明るさにします。
ブルーライトをカットするフィルターや専用メガネ、ブルーライト削減アプリといった「ブルーライト対策グッズ」も出回っています。ブルーライトの影響に対して危惧する方は増えていますので、今後もさまざまな対策商品が開発されることが期待できます。
(2)液晶画面を眺める際の注意
ブルーライトを避けるためには、パソコンやスマートフォンを使う時間を減らすことが肝心です。仕事でデジタル・ディスプレイ作業をされる場合は、1時間で15分の休憩をとることが国から推奨されています。
仕事以外で使う場合は、「漫然と眺めない」ことです。手軽で便利なスマートフォンは、出先での待ち時間や暇つぶしとなるので、つい手に取って眺めてしまいます。目的をもって使用し、時間を制限するのも対策となります。
また就寝前の1時間は、パソコンやスマートフォンを観ないことです。ふとんに入ってからスマートフォンをいじるというのは最もよくありません。眼や脳へ刺激をしないようにして、自然な眠気がおとずれるのを待ちましょう。
最近は、モバイル関連商品やLED照明器具などが世の中の主流になってきているだけに、ブルーライトは誰しも無縁ではいられないものです。しかし工夫しだいで悪影響を削減することはできます。
緑内障の治療では、日常生活において眼への思いやりを持つことが大切です。身体のなかでも眼は何かと酷使する部位であるといえます。時には、何もせずにゆっくりと休ませる必要があるのです。
緑内障の症状でお悩みの方は、ぜひブルーライトへの接し方に考慮してほしいものです。地道にではありますが、あきらめずに緑内障の治療を続ける事が、緑内障を治すためには大切です。
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