「緑内障の情報サイト」は、病院で良くならない、原因不明と言われた緑内障・正常眼圧緑内障・原発開放隅角緑内障・原発閉塞隅角緑内障・黄斑変性症・眼圧の改善・視野狭窄などを中心とした情報を提供する、鍼灸院運営の情報サイトです。
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更新日:2018年6月30日
緑内障とは、視神経に異常が起き視野が狭くなっていく病気です。
多くの場合、症状はゆっくり進み、初期では自覚症状もありません。そのため見過ごしてしまったり放置してしまったりということが多い病気です。
緑内障では、視野に異常が生じますがその過程で痛みを感じることはほぼありません。しかし、なかには痛みを感じる危険な緑内障が存在します。
この痛みを放置すると早いスピードで失明に至る可能性があるため、注意が必要です。
緑内障を悪化させないためには、緑内障の症状について知ることが大切です。このページでは、緑内障でお困りの方のために、「緑内障に痛みはあるか?」という点について詳しく説明しております。
【目次】
緑内障の主な症状は、視野障害(しやしょうがい)です。緑内障で現れる視野障害には、「視野狭窄(しやきょうさく)」と「視野欠損(しやけっそん)」があります。
視野狭窄は視野が狭くなることを、視野欠損は部分的に見えない場所ができることを意味します。
目に見えている風景がいつもと違ったらすぐに気づけそうですが、初期に現れる異常はとても小さいため、なかなかこの段階では気づけません。
おまけに、片方の目に緑内障が発症して視野に異常が生じていても、もう片方の目がそれをカバーしてしまうため、両目で見ている状態では視界の異常に気づけません。
一般的に視野障害は鼻の上辺りから始まり、症状が進行すると中心部分に見えない部分が増えていきます。一度失われた視野はもとに戻すことができないため、少しでも早く症状に気づき、治療を始めることが重要となります。
初期:視野に異常が現れるが小さい
中期:視野が欠ける部分が増える
後期:見える部分が少なくなり、日常生活に支障が出始める
緑内障の他の症状には、眼の痛み・充血・目のかすみ・吐き気・頭痛・肩こり・眼精疲労などがあります。
緑内障の治療は、
1)薬物療法:点眼薬で眼圧を下げる、もしくは内服薬での降圧
2)レーザー治療
3)手術療法
緑内障は眼圧を下げることで、その進行を抑えるもしくは遅らせることが可能です。一度機能が失われた視神経は元に戻すことができません。そのため、自己中断などせず、定期的な診察と継続的な治療が重要となります。
緑内障には種類があり、大きく4つの種類に分けられます。
緑内障は目の黒目部分に満たされた房水と呼ばれる液体の循環が悪くなることで圧が高くなり(これを眼圧と呼びます)、視神経を障害するために起こる病気です。
房水は常に循環し、黒目のふち部分にある隅角と呼ばれる部分から流れ出ます。
(1)原発開放隅角緑内障
隅角にある線維柱帯やその奥にあるシュレム菅と呼ばれる組織が目詰まりを起こし、うまく房水が排出されないために眼圧が上昇します。他の病気などの原因疾患もなく、隅角が開放されているにもかかわらず起こるものです。
この中には眼圧が正常であるにもかかわらず、視神経を障害する正常眼圧緑内障も含まれます。高齢者や近視の方に多く要因の一つではないかと考えられています。
(2)原発閉塞隅角緑内障
房水が排出される隅角が他の病気などの原因疾患もなく、閉塞されて房水の流出がうまくなったために緑内障を起こすものです。この原発閉塞隅角緑内障は急性と慢性のものがあり、急性のものは劇的な眼圧上昇を引き起こします。
急性緑内障発作では眼痛・頭痛・吐き気などの激しい症状が起こり、高頻度で失明に至ることがあり、注意が必要です。
(3)続発緑内障
あらかじめ目や身体に原因疾患があり、その病気が閉塞隅角または開放隅角緑内障を引き起こします。原因疾患に対する治療が重要となります。
(4)発達緑内障
生まれつき隅角に何らかの異常がある緑内障です。生後すぐより眼圧が高い場合には、眼球が大きくなる可能性もあります。乳幼児の緑内障は急激に悪化することもあり、眼圧がコントロールできても、目の機能が障害されることも多いために、早期に手術を行うこともあります。
このように痛みがある緑内障と痛みがない緑内障の違いは、発症のスピードです。発症スピードは、急激な眼圧の上昇に影響されます。
お話ししたように緑内障にはいくつものタイプがあるのですが、痛みが生じる可能性がある緑内障は、「急性型の原発閉塞隅角緑内障」です。急性型の原発閉塞隅角緑内障では、隅角が狭くなりついには閉じてしまいます。
何らかの原因により隅角が閉じて房水の排出が止まると、眼圧が急上昇します。これにより激しい眼痛や頭痛が起こってしまうのです。この痛みは突然起きる場合が多いことから、「急性緑内障発作」と呼ばれます。
急性緑内障発作では、眼痛・頭痛・吐き気・目のかすみ・充血などの症状を強く感じ、早期の治療が必要となります。治療が遅れればそれだけ失明の危険が増すため、出来るだけ早く適切な処置を受けることが重要となります。
「緑内障に痛みはありますか?」という質問に対しては、「あるものとないものがあります」とお答えいたします。
先ほどもお話ししたように緑内障には様々な種類があり、中でも原発閉塞隅角緑内障は、発症のスピードにより「急性型」と「慢性型」に分けることができます。
急性型の緑内障は突然発症し症状の進行が早く、慢性型はゆっくりと進行していきます。
痛みがあるのは、この中でも急性型と言われる緑内障です。緑内障は多くの場合、自覚症状はほぼありません。しかし、急性型の緑内障はそれに当てはまりません。急性型の緑内障では眼痛や頭痛が生じる可能性が高いと言われています。
ここで言う「眼痛」とは目だけが痛いのではなく、「目の痛み+目の周りに感じる痛み(特に目の上側)」をさします。この痛みの放散痛として頭痛を感じることもあります。
眼痛の痛みのレベルには大きな個人差があります。眼が重たいなと感じる程度の方もいれば、我慢できないほど激しく痛む場合もあります。この痛みは痛み止めの薬を服用することでおさまることもありますが、それはあくまでも一時的です。放置せずに早めに医療機関を受診しましょう。
痛みが出る前のサインを知ることは、とても大事なことです。前触れとも言えるこのサインを知って、急性緑内障発作を回避しましょう。
急性緑内障発作の「前触れ」とも言える症状には以下のようものがあります。
これらの症状は、急性緑内障発作以外でも眼精疲労や老眼で自覚しやすい症状です。
遠視傾向や狭隅角の方は特に急性緑内障発作を起こしやすいと考えられているので、当てはまる方はこれらの症状をいつものことと放置せずに眼科を受診しましょう。眼圧や隅角を調べれば、緑内障による症状かどうかをはっきりさせることができます。
緑内障は、気づかないうちに進行してしまう怖い病気です。緑内障のサインの1つである「痛み」に気づくことにより、早期発見につながる事が多くあります。緑内障は早期発見することが非常に重要となります。
緑内障の治療はこれ以上の病気の進行を抑えるもしくは遅らせるものであり、緑内障でお困りの方にとっては、治療効果を感じられにくいものです。しかし早期発見、継続治療が緑内障における重要事項となります。
緑内障は、しっかりと治療をすれば症状の進行を抑えられる病気です。どうぞあきらめないでください。
当院の鍼灸治療では主に目の血流・免疫力の改善を行うことで緑内障の症状改善を目指しております。緑内障は目の血流・免疫力を改善することで良くなる可能性があります。どうぞあきらめないでください。
土曜日・日曜日も診察しています。
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