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緑内障にカフェインは悪影響?

緑内障にカフェインは悪影響?

更新日:2017年12月26日

厚生労働省によると、日本人の20人に1人が緑内障であるということです。決して珍しい病気ではなく、身近な病気であると言えます。

加齢とともに有病率は高くなり、緑内障でお悩みの方は増加傾向にあります。 

緑内障は眼圧が上がることで視神経に障害が生じ、視野欠損(しやけっそん:視野が狭くなり見えない部分があること)や視力低下をまねく病気です。 

緑内障は早期発見・早期治療により進行を抑えることができますが、症状に気づきにくく放置しておくと失明する危険性があります。

そのため、緑内障を予防すること、進行を抑えることが大切です。 

緑内障の予防、進行防止のためには、発症するリスクのあるものや悪化因子を知り、取り除かなければなりません。緑内障に悪影響を及ぼす可能性のあるものの一つにカフェインがあります。 

昔から緑内障の人は水分やカフェインを控えなければならないと言われてきました。カフェインが緑内障の原因である眼圧の上昇に関わっていると考えられ、緑内障の方は、カフェインの摂取について気にされている方が多いようです。 

カフェインはコーヒーや紅茶、緑茶など身近な飲み物に含まれています。眠気覚ましの効果があるため、睡眠不足のときや仕事に集中しなければならないときに利用することも多いでしょう。 

日常生活で口にするものにどの程度カフェインが含まれているか、1日にどれくらいまで摂取してよいのか、緑内障にどのような影響があるのか知っておくと、緑内障の予防や緑内障の進行防止に役立ちます。 

このページでは、緑内障の予防や進行防止を考えている方のために、カフェインの緑内障ヘの影響について詳しく説明しております。 

 

【目次】

  1. カフェインと眼圧の関係
  2. どのくらいのカフェインなら摂取してよい?
  3. 緑内障にカフェインは悪影響?

1. カフェインと眼圧の関係

カフェインは目覚まし効果があり、眠くても仕事や勉強をしなければならないときなどに頼る方も多いでしょう。また、友人や家族とコーヒーや紅茶を飲みながら会話を楽しむこともあるでしょう。 

しかし、カフェインが眼圧の上昇に関係があると考えられ、調査が行われてきました。

眼圧の上昇は緑内障の原因となりますので、緑内障の予防や進行防止の妨げになるのではないかと不安になる方も多いと思われます。 

オーストラリアで、開放隅角(かいほうぐうかく)緑内障の人を対象に、カフェインと眼圧の関係について調査がありました。

その結果、1日のカフェイン摂取量が200mg以上の人は200mg未満の人に比べて、平均眼圧が約2mmHg高かったということです。 

中国では目が正常な人と緑内障の人を対象に、カフェインの眼圧に対する影響を調査しました。その結果、正常な人ではカフェインによる眼圧の変化は見られませんでしたが、緑内障の人ではカフェインによって約2mmHgの上昇が見られました。 

これらの報告から、正常な人の眼圧にはカフェインの影響はなく、緑内障の人にはカフェインによる眼圧の上昇が認められると言えます。2mmHgの眼圧上昇は緑内障の進行防止を妨げることになるのでしょうか? 

緑内障は眼圧の上昇による視神経の異常で引き起こされていることが多いので、緑内障の方にとっては、眼圧を上昇させるものは気になるところです。また、緑内障と診断されていなくても、眼圧が高めの方には不安材料となるでしょう。 

2. どのくらいのカフェインなら摂取してよい?

眼圧が正常な方は、カフェインをある程度摂取しても眼圧の変化は見られないので、特に気にする必要はありません。

しかし、緑内障の方やその疑いがある方は少しの眼圧上昇でも気になることでしょう。 

コーヒーやお茶も飲みたいが、カフェインの影響を考えると、飲む量を制限しなければならないのか、緑内障の予防や進行防止を考えている方にとって悩むところです。

どのくらいなら飲んでもかまわないのでしょうか? 

海外での調査によると、1日のカフェイン摂取量200mg以上で約2mmHgの眼圧上昇が見られますので、眼圧上昇を避けたいのであれば、1日のカフェイン摂取量200mg未満を目安にするとよいでしょう。 

ただし、緑内障の方では1日当たりのカフェイン許容量は300mgとされていますので、200mgを心がけていれば、問題はないと考えられます。200mgを目安にするといっても厳しくしすぎる必要はないでしょう。 

カフェインの含まれている飲み物はいろいろあります。コーヒーや紅茶を飲むときはカフェインの存在を意識しますが、無意識にカフェインを摂取している飲み物もあります。意外なことにココアにもカフェインが含まれています。 

どのような飲み物にどれくらいカフェインが含まれているかを知っておくと、1日の摂取量を考える上で役立ちます。特に日ごろよく飲むものについては、カフェイン量を把握しておきましょう。 

  • 玉露:240mg/150ml
  • コーヒー:90mg/150ml
  • 紅茶:45mg/150ml
  • コーラ:40mg/355ml
  • 煎茶・ほうじ茶・ウーロン茶:30mg/150ml
  • 玄米茶:15mg/150ml 

玉露はカフェインの含有量が特に高いので、飲む量や回数を減らすなど工夫して楽しみましょう。 

また、最近よく見られるエナジードリンクにもカフェインが多く含まれています。栄養ドリンクが医薬部外品で1本当たりのカフェイン含有量が50mgと定められているのに対し、エナジードリンクは清涼飲料水でカフェインの含有量に制限がありません。 

エナジードリンクは清涼飲料水で飲みやすいため、カフェインを過剰摂取する可能性があります。カフェインを含む飲み物を飲む場合は、成分表示を確認して飲み過ぎないよう注意しましょう。

3. 緑内障にカフェインは悪影響?

緑内障の予防や進行防止にカフェインは悪影響を与えるのでしょうか? 

カフェインを摂取することは、緑内障ではない方の緑内障予防のためには特に悪影響はないということがわかりました。

過剰な摂取をしない限り、カフェインが緑内障の予防を妨げることはないでしょう。 

一方、緑内障の方がカフェインを1200mg以上摂取すると眼圧が2mmHgほど上昇することもわかりました。

2mmHgの眼圧上昇は特に問題となるほどの数値ではないという説もありますが、緑内障の治療を行って眼圧を下げようとしている方にとっては、少しの上昇も気になるでしょう。 

ただ、あまり気にしすぎてストレスを感じるようになると、カフェインの摂取量よりストレスの方が悪影響を及ぼす可能性があります。カフェインで眼圧が上昇するといっても大きく変動するわけではありませんので、飲み過ぎない程度であれば、普通に楽しめます。 

発開放隅角緑内障の方の場合、治療薬を服用した直後にカフェインを含む飲み物を飲むと眼圧が上がりやすいということです。これにより緑内障を悪化させる可能性がありますので、コーヒーなどを飲む場合は薬の服用から時間をおいて飲むようにしましょう。 

カフェインの摂取量よりも、飲み方に気を配った方がよいのかもしれません。緑内障の予防や進行防止に努めながら、お気に入りの飲み物でリラックス、リフレッシュすることも心身のために大切なことです。 

カフェインは正常者が緑内障を予防するために悪影響を及ぼすことはありません。緑内障の方はカフェインによってわずかに眼圧の上昇が見られますが、特に気に病むほどの変化ではありません。 

異常に大量のカフェインを摂取しなければ緑内障に悪影響はあまりないため、深刻に考える必要はないでしょう。極端にカフェインを減らさなければならないということはありません。どうぞ安心してください。

 

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